カフェインの致死量・カフェイン中毒量と症状まとめ

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どうも!エナジードリンク評論家の福田です。

今回はエナジードリンクに入っている「カフェイン」を多く摂った場合にみられる、「カフェイン中毒」と「致死量」についての解説をしていきます。

  • エナジードリンクの飲み過ぎは危ない!
  • 毎日エナジードリンク飲んでたらダメだよ!
  • 飲み過ぎたらカフェイン中毒になるよ!

ぼくはよくこんなことを言われますが、あんまりハッキリと知って話している人がいないんですよね。

やっぱりぼんやりとした情報が多いので、今回はそこをすべてクリアにしていきます。

カフェインの致死量は11000mg

カフェインの致死量は「半数の人が致死量」となる量です。

動物による研究データを成人(体重55キロ)に置き換えると約11g(11000mg)がカフェインの致死量となります。

カフェイン含有の飲み物は何本で致死量になるのか計算しました。

種類1杯(缶)あたり致死量まで
コーヒー
237ml
約135mg約81杯
緑茶
237ml
約30mg約366杯
レッドブル
250ml缶
80mg約137本
モンスターエナジー
355ml
142mg約77本
リポビタンD
100ml
50mg約220本
眠眠打破
50ml
120mg約91本
エスタロンモカ錠
(カフェイン錠)
1回2錠
200mg約55日分

参考:食品安全委員会 食品を科学する「コーヒー」

上記の表からわかるのは、一度で飲料からカフェインを摂取して致死量となる量まで飲むのは厳しいということになります。

これはあくまで動物でのデータで個人差などが影響してきます。

カフェイン個人差の影響

あとは様々な個人差によってカフェインによる影響が変わってきます。

カフェインへの耐性

カフェインに「強い」「弱い」があります。

アジア人は比較的カフェインに強いと言われていていますが、コーヒーを飲んだら夜眠れなくなるほど効く人もいます。

身体の大きさ(体重)

致死量は基本的に体重で計算されます。

体重が大きいほど致死量も増え、体重が少ないと致死量は減ります。

カフェイン代謝速度

摂取したカフェインは徐々に代謝されていきます。

この代謝の速度が「早い」「遅い」があり、代謝が遅い人はお昼に飲んだカフェインが効いて夜眠れない人もいます。

体内へのカフェインの蓄積も考えられます。

体調

大量が悪い時にカフェインを多く取ると影響を受けやすくなります。

エスタロンモカ錠などは死亡事故にも繋がるので注意

飲料だけなら致死量となる所まで飲む事は、身体の機能的に厳しいものがあるでしょう。(飲めない)

しかし、カフェイン錠になると手軽にカフェインを摂取してしまえます。

手軽に眠気が取れるので眠い時に1時間に1粒や、一度に何粒も飲むことが出来るのです。

エスタロンモカ錠のパッケージの注意書きにも1回飲んだら12時間以上時間をおくようにと記載されています。

カフェイン中毒量は短時間に400mg

◯◯mg飲んだらカフェイン中毒量になるという明確な数値がありません。

しかし、短時間に400mgを越えるカフェインを摂取すると、カフェイン中毒による急性症状が出やすくなるとされています。

明確な数値が無い理由は、カフェイン耐性、カフェイン代謝速度、体重、体調といった個人差が大きく影響するので、数値を決めてしまうと誤って安心して飲む人がいるからとのことでした。

カフェイン量1日400mgはあくまで目安

この「1日400mg」というのはカナダでの調査データで健康な成人で悪影響が出ないという量です。

日本人は「カフェインの代謝酵素が少ない」人が多く、人によってはカフェインの耐性が低かったりしていきます。

それなので自分とカフェインの相性を優先して考えていきましょう。

短時間で400mgのカフェインを摂り症状が出ることで死亡へと繋がるケースもあるので油断は禁物です。

カフェイン中毒の症状

カフェインを短時間で多く飲んだ時のカフェイン中毒の症状はこのようになります。

そして、症状が出た場合はカフェインが身体から代謝されるのを待つしかありません。

  • 中枢神経系の刺激によるめまい
  • 心拍数の増加
  • 興奮
  • 不安
  • 震え
  • 不眠症
  • 消化器系の興奮状態による下痢・吐き気

引用:食品安全委員会「食品中のカフェイン」より。

1日で摂ってもいいカフェイン量は400mg

1日に飲んでも大丈夫なカフェイン量のボーダーラインです。

これはカナダ保健省より発表されているデータが元になっています。

1日の量
健康な成人400mg
妊婦300mg
10〜12歳85mg
7〜9歳62.5mg

引用:食品安全委員会「食品中のカフェイン」より。

妊娠中には胎児への影響が考えられるので、「カフェインを取るな!」と言われる産婦人科の先生もいるようです。

子供ちゃんは身体(体重)も小さくカフェインの影響を大人以上に受けやすいので、カフェインは取らないようにするのがいいでしょう。

カフェイン含有量飲料一覧表と安全な本数

よくあるカフェイン含有飲料と1日400mgにどれだけ飲んだら達するのか計算しました。

種類1杯(缶)あたり安全な上限
(400mg)
コーヒー
237ml
約135mg約2.9杯
緑茶
237ml
約30mg約13.3杯
紅茶
237ml
約71mg約5.6杯
ココア
237ml
約106mg約3.7杯
レッドブル
250ml
80mg約5本
モンスターエナジー
355ml
142mg約2.8本
リポビタンD
50ml
50mg約8本
眠眠打破
50ml
120mg約3.3本

参考:▶五訂増補日本食品標準成分表:文部科学省

1日にカフェインを400mg以下におさえようとする時には、他に食べたりする食品中にもカフェインが入っていたりしますので、端数は切り捨てくらいを目安にしておくようにしましょう。

エナジードリンク、リポビタンD、眠眠打破というのは、1回に何本も飲む人は居ないと思うのですが、コーヒーだとマグカップで作業中に常に飲んでいる人がいますので、そのような人は気をつけたほうが良さそうですね。

濃いめ・茶葉2倍シリーズは注意

緑茶や紅茶などの「濃いめ」「茶葉2倍」商品はカフェイン量が多いです、あと缶コーヒーはカフェイン量の記載がありませんが入っています。

濃いめのカフェオレで1ペットボトル160mg
茶葉2倍の紙パック紅茶には150mg
200mlほどの缶コーヒーには120mg

と知らない間に多くのカフェインを摂取している時もあります。

茶葉が多く入っていたり、濃いめシリーズの商品を飲む時には気をつけたいですね。

エナジードリンクには大量のカフェインが入っている!?

エナジードリンクは名前のイメージもあって、「効果が切れたらどっと疲れが出てくる」「元気の前借りしている」「飲みすぎると寿命が縮む」という話がされる時があります。

この話をよく聞くと、エナジードリンクにはカフェインが大量に入っているから、そのような話に繋がっているようでした。

カフェインは日常よく飲まれている飲料のお茶、紅茶、コーヒー、コーラ、チョコレートにも含まれていて、上記の「カフェイン含有量飲料一覧表」でそこまで大差は無いというのがわかってもらえるかなと思います。

その中でもカフェイン量が意外と多いのは缶コーヒーなのですが、「コーヒーにはカフェインが入っているのはみんな知っている」からコーヒーのパッケージにカフェイン量が書かれていないのです。

レッドブルはコーヒー1杯と同量の「80mg」というほど多くありません。

カフェインに頼らない生活も大切

もし勉強でカフェインを摂っているなら、徹夜で勉強するのは効率が悪くなるとデータが出ています。

日中に集中して勉強して夜はちゃんと眠るという習慣化を目指すのが、勉強の効率にも身体にも良いでしょう。

仕事で残業が多く疲れを吹き飛ばす為にカフェインを摂っている人は、カフェイン飲料ではなく疲労回復ドリンクで「疲れづらく」「疲労が回復しやすい」身体づくりをしていくのはどうでしょうか?

その疲労回復効果について実際に体験しながら解説しています。

疲労回復ドリンクイミダペプチドの体験レビュー

まとめ

ちょっと長くなってしまったのですが、今回のカフェインの致死量とカフェイン中毒の話をまとめるとこのようになります。

  • カフェインの致死量は飲料・錠剤では達しない
  • カフェイン中毒量は短時間で400mg以上
  • 1日400mg以下なら健康に悪影響は無い
  • 妊娠中や子供ちゃんは飲まない方がいい

カフェインの影響は個人差が大きいので、「1日400mgなら大丈夫だよ!」と断言が出来ません

それなので自分の体調を考えながら飲むようにすると安心していけますね。

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