【嘘】レッドブルにはウシの精液が含まれている!?その勘違いになって理由

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どうも!エナジードリンク評論家の福田慎一郎です。
最近「レッドブルにはウシの精液が含まれている(入っている)」と言われているようですね。

今日も言われたんですが、
友だちからレッドブルを飲んでいた時に、奥さんから「あんた!レッドブルはウシの精液が入っているのによく飲むなー!レッドブルがウシなのはそれが理由やで!」と言われてショックだったそうなんです。

今ではそんな成分は入っていない事と、その誤解に繋がった理由を説明したので納得してくれました。多分奥さんにも教えて上げていると思います。

レッドブルにウシの精液は入っていません!!!

そのように誤解させるようになった2つの理由を解説していきたいと思います。

レッドブルにウシの精液と誤解された原因

基本的に清涼飲料水の中にそのような成分が入っている事は基本的に認められません。
「今までも見た事は無いでしょ?」って事でこの解説は終わります。

安全な飲料水を届ける為に「清涼飲料水規格基準」というものが作られていて、その基準をクリアしなくては販売する事が出来ません。チェックをせずに販売されている事があればこの基準をクリアしていないかもですが、全世界で販売されているレッドブルなので、それはありませんよね。

そして、レッドブルは安全な飲み物だと第三者機関でも調べられた結果がありますので、基準は必ずクリアしています。

1つ目の誤解 タウリン

海外のレッドブルには「タウリン」という成分が含まれています。

タウリンは、1827年にドイツの科学者がウシの胆汁の中から発見されました。
この時に、雄牛をラテン語で言うと「taurus(タウルス)」といいます、そこから「taurine(タウリン)」とその成分が呼ばれるようになりました。

胆汁とは、肝臓から作られる成分の事です。
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(写真は大塚病院<検査科><生化学検査のお話・肝臓の働き>より引用)

この胆汁というものが、肝臓で作られたものでは無いと勘違いされた方がいたのでしょう。
「胆汁」と聞いてもパッと肝臓で作られたものだとわかりませんもんね。ぼくも調べてから肝臓で作られていると思い出しました。学校で習ったような気がします。

最初はウシの胆汁から発見された「タウリン」なのですが、最近では合成して作られている「合成タウリン」がほとんどです。
コスト的にも安いですし合成の方が使いやすいのです。

2つ目の誤解日本のレッドブルにはタウリンは入っていない

なんと、日本のレッドブルにはタウリンは配合されていません。
その変わりに「アルギニン」という成分が配合されています、これはタウリンに似ている成分として配合されています。

日本のレッドブルにタウリンが入っていない理由は、日本でタウリンに効果や効能を求めて入れる事をすると、今のような「清涼飲料水」としてではなくて、リポビタンDのような「指定医薬部外品」としての販売になります。それを避ける為にタウリンからアルギニンへと変更されたのでは無いかと思います。

清涼飲料水の方が販売がしやすかったりするので、販売戦略的な考えもあるのでそうされたのでしょう。

清涼飲料水などの食品へのタウリンを配合する事について詳しくこちらで解説しています。

食品に対する合成タウリンと天然タウリンの使い方の違い添加物か医薬品部外品か
日本で販売される食品に配合されているタウリンという成分があります。 このタウリンについて質問をいただきましたので解説させていただきます。 疑問点としてはこのようになるかなと思います。それぞれについて解説をしていきたいと思います。 文章無いで...

まとめ

今回の「レッドブルにウシの精液が入っている」というウワサは、2つの誤解から出てきました。

  • タウリンはウシの精液から作られている
  • 日本のレッドブルにタウリンが入っている

そして、両方も勘違いだったという訳です。

あと、追加で解説するなら「そういう理由だからパッケージがウシ」という事も、違います。
元々レッドブルは「クラティンデーン」という栄養ドリンクを元に作りだされました、もうこの時にはウシが角を突き合わせている、あの定番のロゴは付いていました。レッドブルが生まれる前からこのロゴはありましたので違いますね。

それなので安心してレッドブルをお飲みくださいませ\(^o^)/

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